CAMServer の Ultimate プランでは、オンプレミス環境でとても簡単にWebサーバ、Videoサーバの冗長化・負荷分散が行えます。
これにより、1台のサーバがダウンしてもサービスを継続させる事ができ、また大規模ユーザでご利用しても処理を分散させパフォーマンスを劣化させずサービスを提供できるようになります。
スモールスタート1:
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スモールスタート2:
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スモールスタート構成はアクセスする CAMServer
を部署毎に分ける or 待機系とするなど利用者側が意識しておく必要があります。
また、Webアプリ版 を利用した場合、後述の cam.clusterHosts
を検出し接続時自動フェイルオーバーが可能です。
CAMServer
でもリアルタイムコミュニケーションが可能です。例えば、CAMServer1
に接続している Client は、CAMServer2
に接続している別 Client とチャットやWeb会議が可能です。
cam.serverDatePath
で設定できます。
Load Balancer
を配置する事でも負荷分散が可能です。この場合セッション・アフィニティーを使い、ロード・バランシング・アルゴリズムに優先し、同一 Client のアクセスは同一ノードへ振り分ける必要があります。
CAMServer を冗長化・負荷分散に対応するには、分散サーバにそれぞれ CAMServer をインストールし、CAMServer/cam.ini
ファイルに次のエントリーを追加します。
cam.clusterHosts=camserver1;camserver2 cam.clusterHostsDesc=camserver1 がメインサーバ、camserver2 は待機系サーバです。 cam.serverDatePath=\\disk\CAMServer\data cam.enabledSingleProcessingHost=camserver1
cam.clusterHosts
は分散サーバそれぞれのホスト名を ;
で区切り列挙します。ホスト名はクライアント側から https://ホスト名/
でアクセスできる必要があります。
アクティブ・スタンバイ構成、アクティブ・アクティブ構成で次の通り設定してください。
cam.clusterHosts=camserver1;camserver2
CAMServer1 cam.clusterHosts=camserver1;camserver2 CAMServer2 cam.clusterHosts=camserver2;camserver1
cam.clusterHostsDesc
は分散サーバの説明欄のコメントを変更できます。
cam.serverDatePath
はDB、アップロードされた添付ファイルを保存する場所を指定します。分散されたサーバからアクセスできる NAS など共有ディスクを指定します。
※ 共有ディスクが無い場合は、サブ CAMServer がメインの CAMServer の CAMServer/config
フォルダを指定する事でも Storage を共有できます。
cam.enabledSingleProcessingHost
は cam.clusterHosts で列挙した先頭サーバのホスト名を指定してください。バッチ処理など単一ホストでしか稼働出来ない処理は、cam.enabledSingleProcessingHost に定義されたホストかどうか判定してから実行する目的で設定します。
cam.disableLANNetwork=true
を設定すると、LAN用のTCP/UDP接続を無効化できます。2台目以降のサブ CAMServer はこの設定を行ってください。
cam.disableLANNetwork=true