ハウリング・エコーの原因と解決策
Web会議やビデオ通話 が日常化する中で、ハウリングやエコーはよくある問題です。これらの問題を解決するためには、まず原因を理解し、適切な対策を取る必要があります。
本記事では、これらの問題の基本的な理解から、具体的な解決策までを、初心者にも分かりやすく解説します。
ハウリングの原因とは
誰でも、マイクやスピーカーなどの機器を使っているときに「キーン」という音を聞いたことがあるでしょう。この不快な音がハウリングになります。
ハウリングが発生する原因は、マイクがスピーカーの音を拾ってしまい、その音がスピーカーから出力されることで、特定の周波数が発信されるからです。マイクがスピーカーに近いほど、または向いているほどハウリングが発生しやすくなります。
特にテレビ会議用の会議室は、天井や壁に囲まれている事が多く、音が反射しやすくハウリングが起こりやすくなります。
また以外に多い事象として、Web会議導入前のテスト目的で2台のデバイス(PC、スマートフォン端末)を近づけた状態で検証してしまう場合があります。この場合確実にハウリングが発生します。検証の際は、2台のデバイスの距離を少なくとも 5m以上あけて行うなど考慮してください。
エコーの原因とは
同じ音が何重にも反響してしまうのがエコーです。やまびこは、代表的なエコーと言えるでしょう。発した言葉が何重にも反響してしまうと、テレビ会議・Web会議ではかなり聞き取りにくいです。エコーは、マイクがスピーカーから音を拾ってしまうことで発生します。
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ハウリングやエコーを解決するために知るべきこと
ハウリングやエコーを解決する方法は、いくつかあります。ハウリングやエコーに悩んでいたら、まずはここで紹介することを試してみましょう。
マイクとスピーカーの位置関係が重要
マイクとスピーカーの位置関係により、ハウリングやエコーが発生することがあります。壁や壁紙の材質などが影響することで、ハウリングやエコーが起きてしまうのです。そのため、マイクとスピーカーの位置関係や、壁との距離感に注意する必要があります。位置関係を変えるだけで、ハウリングやエコーが止むこともあるので、試しに機器を動かしてみましょう。
エコーキャンセリングやノイズキャンセリング付きのマイクを選ぶ
テレビ会議・Web会議をするときは、マイクやスピーカーを利用します。パソコンに付属しているマイクでは、ハウリングやエコーが起きやすいので、エコーキャンセリングやノイズキャンセリング付きのマイクを選ぶのがいいでしょう。
エコーキャンセリングやノイズキャンセリング付きのマイクは、雑音を拾いにくいので、ハウリングやエコーが発生しにくく、会議での会話を正確に聞き取れるようになります。以下の記事も参考にしてください。
デバイス設定で「ノイズ抑制」、「音声キャンセル」を調整できる場合がある
マイクによってはデバイス設定で「ノイズ抑制」、「音声キャンセル」を調整できる場合があるため、下記の通りチェックして対策してください。
マイクの音量を下げる
マイクの音量を最大まで上げるとハウリングする場合が多いので少し下げてみてください。
ヘッドセットを利用する
上記で解消されない場合、ヘッドセットを利用する事でハウリングは根本解決できます。
事前に準備・チェックすればハウリングやエコーは防げる
基本的なことですが、テレビ会議・Web会議に対応した機器を使えば、トラブルが発生しにくいのです。会議用ではないマイクやスピーカーを使っているなら、別の機器を使うのがいいでしょう。
また、会議用の製品を使っていても、機器ごとに適正の利用人数は決められています。会議の参加者が利用人数を超えていれば、ハウリングやエコーなどのトラブルは発生しやすいです。
何より大切な事は、会議前に事前にリハーサルして不都合が無いかチェックする事になります。