はじめに
cam.ini
ファイルを編集する事で CAMServer の動作をカスタマイズする事が可能です。cam.ini
の編集方法は次の通りです。
- CAMServer 停止
- CAMServer/cam.ini ファイルを編集
- CAMServer 起動
本ページはブラウザ版、またはモバイル版が対象で、LAN用デスクトップ版は対象外です。
cam.ini 設定項目
アクセスログ
# HTTPアクセス毎にログを記録
cam.enableServerAccessLog=true
# 任意。上記ログにログイン認証時のEmailを追加(Emailは一部マスクされ記録されます)
cam.enableServerAccessLogEmail=true
ログインパスワードの長さを指定
# ログインパスワードの長さを指定 ※ 6以上に設定する必要があります
cam.userPasswordMinLength=8
メッセージを削除する経過日数
長期運用で通常時のローディング速度劣化を防ぐためメッセージを削除します。
# 365日経過したメッセージを自動で削除
cam.deleteMessageDays=365
メッセージをアーカイブテーブルに移動
長期運用で通常時のローディング速度劣化を防ぐためメッセージをアーカイブテーブルに移動します。移動されたメッセージはログ検索のみ閲覧可能となります。この設定は、cam.deleteMessageDays が指定されていない場合だけ有効です。
# 365日経過したメッセージをアーカイブテーブルに移動
cam.archiveMessageDays=365
アーカイブテーブルのメッセージを削除
# 1000日経過したメッセージをアーカイブテーブルから削除
cam.deleteArchivedMessageDays=1000
メッセージに添付されたファイルを削除する経過日数
# 365日経過したメッセージの添付ファイルを自動で削除
cam.deleteMessageAttachmentDays=365
送信メッセージの最大文字数
送信メッセージの最大文字数を指定できます。省略した場合のデフォルト値は4,000文字で、大文字・小文字・記号区別なく1文字としてカウントします。メッセージにはシステムが生成するHTMLも含まれており最大文字数に含まれます。
# 送信メッセージの最大文字数
cam.sendMessageLengthLimit=4000
送信メッセージの最大文字数に対し残り文字数を入力エリアに表示
# 送信メッセージの最大文字数に対し残り文字数を表示
cam.showRemainChar=true
アップロードできるファイルの上限サイズ
# アップロードファイルのサイズ上限を500MBにする
cam.uploadSizeLimitMB=500
ディスク容量監視
デフォルトでディスク容量が90%を越えた場合に管理者に通知されます。通知のタイミングは、サーバ起動時、および毎日23時となります。80%に変更する場合は、cam.ini ファイルで次の通り変更可能です。
# ディスク容量チェックを80%に変更
cam.checkExceedingDiskCapacity=80
Temp ファイル領域の変更
CAMServer はOSのTEMPファイル領域に一時ファイルを出力する場合はがあります。何らかの理由でその出力先を変更する場合は、cam.ini ファイルで次の通り記述する事で変更可能です。
※変更先のフォルダが存在し、書き込み権限があるか確実にチェックしてから変更してください
# TEMPファイル領域を変更
java.io.tmpdir=E:\CAMServer\temp
Microsoft Edge でファイルパスをリンク化し、Windowsエクスプローラーで開く
この設定を使用すると、メッセージ内のUNC ファイルパスはリンク化され、Windows エクスプローラーで親フォルダを開くことができます。
# Microsoft Edge でファイルパスをリンク化し、Windowsエクスプローラーで開く。UNCパスのホスト名を列挙する
cam.intranetFileLinkHostNames=host1,host2
有効化するためには合わせて以下の設定が必要です。
レジストリに IntranetFileLinksEnabled 追加(詳細)
regedit.exeでEdgeパス配下に値の作成
・レジストリパス
コンピューター¥HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge
・値
名前:IntranetFileLinksEnabled
種類:REG_DWORD
データ:0x00000001 (1)
インターネットオプションのローカルイントラネットゾーンに以下設定追加が必要
- https://{CAMServer でアクセスするドメイン名}
- file://{共有フォルダのホスト名}
ユーザIDやEmailを表示しない
画面上でユーザIDやEmailを表示させない場合はこの設定を有効化してください。
# ユーザIDやEmailを表示しない
cam.showUserIdentity=false
不在設定を表示しない
画面上で不在設定を表示させない場合はこの設定を有効化してください。
# 不在設定を表示しない
cam.showAbsence=false
Push通知のポップアップに本文を表示しない
Push通知のポップアップに本文を表示しない場合はこの設定を有効化してください。
# Push通知のポップアップに本文を表示しない
cam.showNotificationBody=false
チャットルームの通知設定を表示しない
チャットルーム設定の通知設定を表示しない場合はこの設定を有効化してください。
# チャットルームの通知設定を表示しない
cam.hideChatRoomNotificationSetting=true
冗長化・負荷分散
冗長化・負荷分散の設定 を参照
HTTPポートを無効化
HTTPポートを無効化する場合はこの設定を有効化してください。
# HTTPポートを無効化
cam.enableHttpPort=false
HTTPSポートを無効化
HTTPSポートを無効化する場合はこの設定を有効化してください。
# HTTPSポートを無効化
cam.enableHttpsPort=false