この記事では、オンプレミスの環境下で グループウェア、ビジネスチャット、ビデオ通話 を使うときに知りたい、おすすめの VPN を紹介します。
最近のビジネスシーンでは、クラウド型のサーバーやソフトウェアの導入が増えていますが、セキュリティを優先し、オンプレミスで運用したいニーズも多いです。
そこで、オンプレミスの基本的なことや注意点、おすすめのVPNなどを解説します。ビジネスチャットやグループウェアを使っていてセキュリティに不安を抱えている方やおすすめのVPNを知りたい方は、ぜひご一読ください。
拠点間でオンプレミス運用する場合は VPN が必要
オンプレミスでグループウェア、ビジネスチャット、Web会議などのサービスを、企業内拠点間で運用するには VPN が必要です。
VPN とはVirtual Private Networkの略で、インターネット回線を使って、離れた場所の間を仮想的な専用線でつぎプライベート・ネットワークを構築する技術で、社内LAN と接続する事ができます。
VPN は主に拠点間での接続の際に使われますが、自社のネットワークに通信しているかのようにセキュリティを確保して接続できる点が特徴です。
Chat&Messenger は、ビジネスチャット、Web会議、ファイル共有、スケジュール管理、文書管理、会議室予約、勤怠管理を使いやすく統合したグループウェアです。企業向けにセキュリティも万全で、無料で利用できます!
インターネットVPN と IP-VPN の違い
VPNには、インターネットVPN や IP-VPN などいくつかの種類がありますが、オンプレミスでサービスを運用する場合は、この2つを知ることは大切です。
インターネットVPN
- インターネット使って仮想的な組織内ネットワークを構築するのが「インターネットVPN」
- 通信経路は IPsec などで暗号化されている
- 安価にVPNを利用できが、通信速度や品質は利用しているインターネット環境に左右される
- 企業のLAN(イントラネット)同士を接続する「LAN間接続VPN」と、自宅や出張先から個人が企業内ネットワークに接続する「リモートアクセスVPN」がある。リモートアクセスVPN 接続は専用クライアントソフトをインストールする必要がある
IP-VPN
- IP-VPN は、通信事業者の閉域IPネットワーク網を使った接続方法
- コストが割高になるが、インターネットを介さないのでセキュリティや通信品質は高い
スター型、メッシュ型の違い
VPNには拠点同士をすべて直結させる「メッシュ型」と、どこかひとつの拠点をハブにする「スター型」の大きく2種類に分類されます。
メッシュ型は負荷が集中しないが、拠点が増加すればするほど確立すべきVPNトンネルの数は増加していきます。
スター型はVPNトンネルの数を抑えられるが、センタールータにかかる負荷が大きくなるなど、それぞれメリット・デメリットがあるようです。
詳細や概念図は、VPNルータで複数拠点間VPNを設定する方法、ヤマハルータでつくるインターネットVPN が分かりやすいです。
おすすめのVPNは
ITトレンド VPN ランキング で比較して、資料請求するのも良いでしょう。
SoftBank
携帯電話の通信会社でお馴染みのSoftBankは、VPNも提供しています。SoftBankのインターネットVPNは、初期費用が無料、月額料金は1ユーザーあたり300円(税抜)という圧倒的な安さ。知名度のある大手会社が提供しているという安心感も、付加価値と言えるでしょう。
株式会社TOKAIコミュニケーションズ
ワンオフィス・セーフゲートも、業界最安水準でインターネットVPNを提供しています。初期費用は30,000円かかりますが、月額料金は1ユーザーあたり300円(税抜)。60日間の無料トライアル期間もあるので、試しに使ってみるのもいいでしょう。
アルテリア・ネットワークス株式会社
IP-VPNを使うなら、ARTERIA光 閉域VPNアクセスがおすすめです。高品質で安全な通信環境を確保できるでしょう。IP-VPNにも関わらず、月額料金は36,000円(税別)から利用できます。比較的安価にインターネットを介さない接続サービスを利用できるのは、大きなメリットです。
まとめ
オンプレミスの環境下でビジネスチャットやテレビ会議、グループウェアを使うときに知りたい、おすすめのVPNを解説してきました。
ビジネスシーンでは機密情報を扱う場合があるため、インターネットVPNとIP-VPNを見比べて、安心できる通信環境を手に入れましょう。