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Web会議負荷ツール

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Introduction.

負荷ツールを使用すると、テスト用の参加者を疑似的に会議へ参加させ、組織内で「何人まで同時参加が可能か」を検証できます。

負荷ツール利用方法

1. 負荷ツールでアクセスする会議URLをクイックWeb会議で生成

2. MeetSimulator.zip ダウンロードし展開

3. 負荷ツール起動

cd MeetSimulator		
start.bat 会議URL 50		
		第1引数・・・会議メニューで会議を作成して生成されたURL	
		第2引数・・・疑似的に生成するユーザ数	

負荷ツールを実行するPCのスペックが高い方が参加ユーザ数を増やせます。目安として、メモリ 32GB、16core の PC であれば約 50 ユーザ程度参加させることができます。

会議に上手く参加できない場合

会議に上手く参加できない場合、MeetSimulator の詳細ログ取得し原因を特定するために、ブラウザ画面を表示するモードで起動しエラーの内容を確認してください。

cd MeetSimulator		
start.bat 会議URL 50 false
		第1引数・・・会議メニューで会議を作成して生成されたURL	
		第2引数・・・疑似的に生成するユーザ数	
		第3引数・・・headless=false にしてUIを表示

画面で右クリック→「検証」→「DevTool」→「Console」→「erros」 でエラーの内容を確認してください。

会議に参加出来ていない場合は、ブラウザ標準エラー画面が表示されている場合があるため、その内容を手掛かりにしてください。

計測観点

サーバリソース状況

最大参加者数の時に、タスクマネージャーを開き、OS 全体の CPU・メモリ・ネットワーク使用率が 70% 未満であることが理想です。

クライアントリソース状況

最大参加者数の時に、タスクマネージャーを開き、OS 全体の CPU・メモリ・ネットワーク使用率が 70% 未満であることが理想です。

Web会議の品質

Web会議の品質は、会議参加後ステータスより次の内容を確認してください。

Packet Loss(パケット損失率)

音声/映像の欠損率が2%未満である事を確認してください。

損失率品質評価Description.
0〜0.5%非常に良いほぼ問題なし。音声は透明、映像も安定。
0.5〜2%許容範囲(良い)軽微な映像ブロックノイズ・音切れが出る可能性
2〜5%微妙(要注意)音声のプツプツ、映像の固まりが目立ってくる
5%以上悪い(会議困難)まともに会話できないレベル

Bitrate(ビットレート 実際の送受信帯域)

概ね以下の範囲に収まりますが、音声/映像ともに会議に適切な品質か人為的に確認が必要です。

送信(アップロード)側
Purpose推奨ビットレート(kbps)Description.
音声(Opus)16〜32通話品質はこの範囲で十分。これ以上上げても目立つ改善はない。
映像 360p300〜700小さめのタイル表示でよく使われ、負荷を抑えつつ安定して送れる。
映像 720p(HD)1,200〜2,000一般的な Web 会議ではこの領域が標準的。画質と負荷のバランスが良い。
映像 1080p(Full HD)2,000〜3,500高画質だが帯域・CPU の要求が大きい。企業の高速回線向け。
受信(ダウンロード)側
  • スピーカービュー(1人を大きく映す)・・・ 3〜4 Mbps 程度あれば十分安定
  • タイルビューで参加者が多い場合・・・6〜10 Mbps が必要になることもある

Frame Rate(フレームレート)

会議用に資料共有の場合は、5-10fps あれば十分滑らかです。

Resolution(解像度)

タイルビューでは参加人数に応じて解像度が自動的に下がりますが、資料共有の場合は 720p(1280×720)以上であれば十分な品質が得られます。

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